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母が二度の乳がんを経験し、一度目は完治し最後の1年検診で引っかかってしまい
再発ではなく、新しくがんになったのが『炎症性乳がん』です。
母自身もわたしも家族も、最後の”最期”まで諦めませんでした
わたしの母は、悔やみながら虹の橋を渡ってしまいましたが、それは個人のことであって
誰しもが当てはまる事ではありません。
どうか、同じ病気の方には強い気持ちで
絶対に負けない!何なら、がんと共に長生きしてやる!!と思って欲しい、思ってもらえるように
炎症性乳がんについて記事を書いています。
【乳がんの治療中の食事】
これは一度目の乳がんの時にはあまり意識していなかったかもしれません
わたしもまだ高校1年生で、治療を受ければ、手術をすれば、元気になるものだと
どこかで思っていたからです。
母が炎症性乳がんになってから、特に気を付けたのは食事です
いわゆる、食事療法というもの。
医学的根拠はないので、医師から奨められることはまず、ありません。
大抵、「好きな物を好きなように食べなさい」と言われます
けれど、やはり人間の体を作る一番の物といえば、栄養源となる食事なので
食事は関係ない、とはわたしは思いません。
絶対に関係があると思っています
まず簡潔に言うと
・白いものは食べない
・甘いものは控える
・動物性のものは控える
・油はオリーブオイル、ごま油
・亜麻仁オイルを摂る
です。
【白いものは食べない、とは?】
しろいものはたべないって、ぐたいてきになにニャ?
まず、白いものは食べないって例えば何?と思いますよね。
そこからお話ししていきます
白いものというのは、主に
・白米
・小麦粉
・白砂糖
のことです
もっと分かりやすく言えば
白いご飯、うどん、パスタ、パン、洋菓子全般のこと。
なぜ、これらを控え、絶ったほうがいいのか。
それは、がんは「白いもの」と言われる食材を好むと言われているからなんですね
特に、ブドウ糖を多く含んだ物を好み、栄養源としています。
がん細胞は、正常な細胞よりも3~8倍ブドウ糖を大きく取り込むと言われており
がんの治療中、”PET診断”というものを経験するかたも少なくないですが(母も受けていました)、
あれは、かなり簡単な言い方をしてしまえば
ブドウ糖に似た薬剤で、がんをおびき寄せ、それでがんの位置や大きさ、活動の状態を確認することが出来るもの。
がんの性質を利用した、検査というわけです。
だからこそ、がんにとってのブドウ糖、糖分は「恰好の餌」になることは間違いないと言っていいです
祖父や母は、がん治療中によく甘いものを食べたがりました。
母は元々和菓子が好きな人だったので、何とも言えませんが
祖父に限っては、お酒はよく飲む人でしたが、代わりに甘いものを食べることなんてほとんどありませんでした。
なのに、がんになってから、よく甘いものを食べたい食べたいと言うようになったのです。
スーパーに行けば大福を買っていたり、誕生日以外食べることはなかったのに、ショートケーキが食べたい、と言って食べていたり。
治療の副作用もあって、お酒は飲めなくなっていたし、がんになると嗜好も変わる傾向があるというのもあるし、
なにより医学的根拠がない以上、断定は出来ませんが
がんが糖分を欲していたと、わたしは考えています
そんな事を言ったら、食べるものがなくなっちゃうんじゃない?
確かに、そのとおり。食べる物が少なくなってしまいますよね。
けれど、がんの餌食になることを考えたら、全部でなくても控える努力はしたほうがいいです。
勿論、副作用などで食欲がなかったり、どうしても食べたいときは我慢しなくていいですよ。
治療は長期間になるので、なるべくストレスは溜めないように、患者さんに溜めさせないようにしてあげてください。
けれど、控える・絶つ意識は持ってください。
白米は、玄米に変えましょう。
もし、慣れないようであれば、最初は半々で混ぜてもいいです。
うどんは、スーパーで見かける、こんにゃくで出来たこんにゃくうどんで代用したり
または、蕎麦を食べるようにしてください
ラーメンの麺も、小麦粉なので控えましょう。
スーパーの一角を見ると、小麦粉アレルギーの人でも食べられる大豆粉、とうもろこし粉などが売っているので
小麦粉の代わりとして使うのもおすすめです。
パンがどうしても食べたい時は、全粒粉のパンを食べるのがおすすめです。
うちではまさしく、白米は玄米に変え、酵素玄米に、
母が麺類を食べたいときは蕎麦にして、小麦粉は極力控えるようにしていました。
その分、週に1、2回は好きなものを食べていいよ、というふうに工夫を。
上記でも書いたように、我慢しすぎるのも体に良くないので、
週に1、2回など、日にちを決めて好きなものを食べる、食べさせてあげるのも継続のコツです。
【甘いものを控えるとは?】
甘いものを控える、まさに読んで字のごとくですが
最初に書いたとおり、糖分はがんの餌食になるので
白砂糖が使われているものは控えましょう。
特に身近で手軽に買える、菓子パン、洋菓子類。
基本的に、加工品で美味しく出来ているものは、それだけ添加物が沢山入っています
その添加物にプラスして、砂糖が沢山入っているのが菓子パンと洋菓子。
糖分とは別ですが、添加物たっぷりな惣菜パンも変わりありません。
甘いものが欲しいときは、ハチミツや三温糖、黒蜜(黒砂糖)などで補いましょう。
お菓子が食べたくなったら、ドライフルーツを食べるように心がけて、無添加の物を選んでください
特に、イチジクのドライフルーツがおすすめですよ。
便秘解消、ミネラル、カルシウム、ポリフェノールなどを含んでいて、とても栄養価が高いです
いちじくのポリフェノールは「アントシアニン」と言って、抗酸化作用があり
活性酸素を除去して肌や血管、粘膜などを若々しく保ってくれます。
抗酸化作用のある食材は、がんに対してもとても有効なので一番取り入れておきたいものです
あとは料理で使うための砂糖なら、三温糖意外に、『マービー』と呼ばれる、人工甘味料もたまに使っていました。
ただこの”人工甘味料”というのが、物によっては危険性・依存性もあるらしく、
普通の砂糖の200倍の甘さで、使い方を間違えると味覚障害を起こしたりということもあるので、注意が必要です。
我が家でも一時期、パルスイートを使っていましたが、母が通う病院の処方箋のところに売っていた『マービー』に切り替えました。
こちらは、医療食などでも使われているので安全性は間違いないです。
薬局や処方箋で売っているので、見かけたらぜひ買ってみてくださいね!
【毎日、摂取するようにしていたもの】
毎日必ず、摂取してたものが、「野菜スムージー」です
果糖もあまり摂らせたくはない・・・と思っていましたが、野菜だけのスムージーって本当に飲みづらいんですね。
舞茸などを加熱して、入れていたこともありますがそういう時は特に美味しくない。
飲みたくない、となってしまうほうが問題で、続けるのが大切なことなので
バナナやりんご、ベリー系、などを加えてから小松菜やほうれん草、トマト、にんじん、を入れましょう。
そうすることで、甘みがあって美味しく、飲みやすいスムージーができます
できれば、野菜の繊維を傷つけず、絞り出してくれるタイプのジューサーがおすすめです。
トマト、ブロッコリー、キャベツ、舞茸、ブロッコリースプラウトも、
できるだけ毎日摂り入れるようにします。
トマトは、”トマトが赤くなると医者が青くなる”ということわざもあるくらい、栄養価が高い野菜です。
トマトを食べると医者いらず!ってことね!
ブロッコリーにはビタミンCが豊富で、その他にも葉酸、ビタミンE、ビタミンK、カリウム、食物繊維などのさまざまな栄養素も多く含まれていますし
キャベツは、胃の調子を整える効果がありますが、がんの発生を抑える効果があるとも言われています。
舞茸は、免疫力アップと、ガンの予防や増殖抑制といった効果が報告されているほどで、
食べる抗がん剤ともいえる食材です
糖尿病や高脂血症など生活習慣病の予防や改善にも役立つので、お味噌汁や炒め物などで出来れば毎日摂取できるようにしましょう。(必ず加熱してください!)
ブロッコリースプラウトってなに・・・?
ずばり、ブロッコリースプラウトとはこちらです!
かいわれ大根にも見えますが、これはれっきとした、「ブロッコリーの新芽」です。
ちなみに、かいわれ大根は「大根の新芽」です(そのままですね)
見た目はとても似ていますが、違いと言えば、かいわれ大根は少し辛みがあり、
ブロッコリースプラウトは、辛みもなくとても食べやすいです。
また、ブロッコリースプラウトには、強い抗がん作用があると言われています
ブロッコリーと、ブロッコリースプラウトの栄養比を見ても分かるように
ブロッコリースプラウトの栄養価のほうが断然高いですよね!
ブロッコリーがゴロゴロしていて食べにくい、苦手なかた、また手軽に食べたいかたは
ブロッコリーの代わりにブロッコリースプラウトを食べるようにしましょう。
サラダや和え物にして食べるのがおすすめです
味噌汁、お鍋などに入れてもいいですが、加熱することにより栄養価が下がってしまうので
生で食べるのが一番です。
【お肉の代わり?代替肉とは】
代替肉ってなんだか、知っていますか?
代替・・・ってことは、お肉の代わりになるものってこと?
そうなんです、代替肉とは
動物性の畜肉ではなく、豆類や米などの植物性の原材料で作られたものを指し
お肉の代わりとして、お肉のような食感で、お料理に使えるとても便利なものです
治療中、魚、鶏肉は気にせず食べていましたが、
基本的に動物性のお肉や加工肉は控えたくて、知ったのが代替肉でした。
うちでは、「大豆ミート(ソイミート)」という商品をスーパーで買って使っていました
使い方としては、茹でて柔らかくしたあとに、お肉代わりに炒め物にしていました。
茹ですぎると柔らかくなりすぎてしまい、肉に近い食感も失われて美味しくなくなるので注意。
お肉の代わりとはいえ、そのままの味はあまり美味しいとは言えないので
大豆ミートを使うときの味付けは、かなりしっかりと付けたほうがいいです。
タレに漬け込んだりするのもおすすめです。
薄味だと、母にも「あまり美味しくない・・・」と気に入って貰えませんでした。
マルコメの公式ホームページに、大豆ミートを使ったレシピが載っています。
https://www.marukome.co.jp/recipe/special/bando/
(↑ここから見られます)
勿論、たまには豚肉や牛肉も食べ(させてあげ)ましょうね。
【さいごに】
いかかでしたか?
人によって、治療も治療の長さも違いますが
がんの治療と並行して、食事療法を取り入れるのもひとつの手と言えます。
長期間治療が続く場合、副作用や精神的な面で辛くなることもありますので
たまに息抜きをしながら、白いものを控えたり、毎日スムージーを飲んだり、
抗酸化作用や抗がん作用のある食材を食べるように意識をしたり、代替肉を使ったりしてみてくださいね。
何よりも、本人の意思(美味しく食べられること)と継続が大切です。
次回炎症性乳がんについての記事を書くときは、参考にしていた本や、
参考にさせて貰いながら、励みになっていた方のブログなどをご紹介します。
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